私はロサンゼルスの路上で、『One Less Stranger(一人でも見知らぬ人を減らそう)』というプロジェクトのインタビューを受けました。このプロジェクトでは、1年間毎日、ロサンゼルスの街で一人ずつ見知らぬ人に質問をしているそうです。
質問に答えるための考える時間は与えられませんでした。
私が聞かれた質問は以下の通りです:
あなたは誰ですか?
あなたは何者ですか?
20年後の自分に向けてメッセージをお願いします。
あなたなら、どう答えますか?
英国領香港にて日本人の両親のもとに生まれ、子どもの頃日本, 24アメリカ, 過去28年間は主にフランスで暮らし、2011年からはパリに在住しています。
【経歴】 私は最初、スポーツ障害に特化したマッサージセラピーを始めました。自身が長年にわたる慢性的な腰痛を抱えており、大学でダンスを専攻してダンスカンパニーに所属していましたが、腰を痛めてダンスを続けられなくなりました。当時、私の周りには適切なスポーツマッサージやオステオパシーの施術を受けられる環境がなく、問題の改善には何年もかかりました。最終的に自分自身で様々なリハビリエクササイズを考案し、回復に至りました。この経験から、ダンサーが私と同じような怪我をする前にサポートし、彼らが芸術活動を続けられるようスポーツ障害専門セラピストになりました。
「ボディマインド(身体と心)」という一体的な考え方や、「ホリズム(全体性)」という概念は、マッサージスクールでの基本的な教育でした。ホリスティックなアプローチは、その後の私の学習や施術においても自然と深まり続けています。
早い段階で神経系の施術に興味を持ち、その後、心理的・感情的なアプローチ、さらにはエネルギーシステムへと分野を広げました。クライアントがより深刻な症状を抱えるにつれ、東洋医学に基づく施術テクニックに惹かれていきました。
私のボディマインドに関する学びの多くはアメリカで行いました。アメリカでは代替医療が盛んに研究・教育されており、一般の人々にも広く知られています。
フランスではアメリカほど代替医療が主流とは言えず、その広がりは緩やかですが、実はフランスにも素晴らしい施術テクニックが数多く存在しています。これらの優れたテクニックがより広く知られることを願っています。